現在、アメリカも日本も肥満は大きな問題となっていますが、アメリカ人のような太り方をしている日本人は
あまりいません。実は、日本人はあそこまで太ることができないのです。そのことは、太ることが義務付けられている
お相撲さんの世界でも、小錦のような体にまでなれる日本人力士がいないことからも分かります。
アメリカ人は、肉食文化の影響で「腸相」は悪いのですが、実は、「胃相」のほうは、日本人のほうがアメリカ人より
悪い人がはるかに多いのです。
アメリカ人の胃腸が丈夫な理由は、「消化酵素」の量です。食べ物の消化吸収の良し悪しは、この消化酵素の
量で決まります。
さらに、アメリカ人は、胃薬ではなくサプリメントとして消化酵素をよくのみます。アメリカでは、消化酵素サプリメントは、
非情にポピュラーで、健康食品店から簡単に購入できるうえ、毎日飲んでも一ヶ月2000円程度しかかかりません。
それに比べて、日本人は、胃が悪いとすぐに胃薬を飲みます。H2ブロッカーなどの胃酸をおさえる働きが
高いからこそ効き目があるのですが、それが胃粘膜を萎縮させてしまうのです。胃には粘膜があるから、
胃酸が出ても、胃自体は溶けたりしないわけですが、胃酸分泌が減っても、胃粘膜が薄くなったりすれば、
胃は胃酸によってやられやすくなります。これがもとで、胃潰瘍になる胃がんになるという進行をたどることがあります。
安易に市販の胃薬を飲むのではなく、消化酵素を飲むことで、胃粘膜を減らさずに胃を楽にしてあげるという方法を
とることをオススメいたします。
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